今日は朝からすばらしい晴天。この季節は浜近くに漁船がたくさん集まって、アサリを捕っています。風も穏やかで、久しぶりに家事(?)を片づけることができそうです。
いつも通りの体操とヨガから合宿所の一日が始まりました。昨日から来ている卒業生の児玉君(15歳、元非行)も加わり、懐かしい気分。
最近、体操の後に"お尻歩き競争"が加わりました。床に座り、お尻を動かして前後に移動する競争で、骨盤の運動になるそうです。これにはみんな本気になります。ビリになるとみんなから"デコピン"されるからです。児玉君は初参加にも関わらず、なかなかの"歩きっぷり"。ビリの人にけっこうな一発をお見舞いしていました。
掃除の後、みんなが揃ってから朝食。昔の大家族のように、正座して「いただきます」で始まります。ところで、ほとんどの生徒の、来たばかりの頃の食事マナーは大変ひどいものです。立てひざで食べる人、片手を床につけ、もう片方の手だけでお茶碗に顔をくっつけて食べる人、お茶碗に指を突っ込んで持つ人等々、あきれるばかりです。
お箸を正しく使えない人も多く、年齢に関わらず、箸の上げ下げから注意しなければなりません。みんな"良家の子女"であるはずなのに、これはいったいどうしたことでしょう。このお行儀の悪さ。そしてそれを恥とも思わないという感覚。これは幼稚園からやり直す必要がありそうです。
ところで、食事は1階と2階に分かれて食べています。2階はコーチと、まだあまり慣れていない生徒。1階は慣れた先輩達。2階ではコーチの目があるので、たぶん窮屈な思いをしているはずですから、みんな当然1階に降りたがっています。が、そこはコーチの判断に委ねられています。つまり、人に認められる必要がある、その実力をつけるということです。1階では食事も生徒達だけですが、律儀に正座して食べています。
9時からはウインドの道具を片づけます。6月1日のレース分と昨日の分、それぞれ別の道具を使ったので、かなりの量になります。トレーラーから、ボード、セール、マスト、プームその他を降ろし、全部きれいに水洗いしてから、コンテナに収納するのです。
マストはマストケースから出し、ブームは各々分解し、セールもバッグから出して、1枚1枚広げて丁寧に洗い、もう1度巻いてバッグに納める。気が付くと、地平君(24歳、元無気力)が1本1本ブームを分解しています。矢作川の泥がついてなかなかはずしにくくなっているのを、1人で黙々とこなす姿を見て、思わず「ありがとう。1番嫌な仕事やってくれてるのね」と言っていました。カンカン照りの中、「ああ」とだけ答える地平君。
秋吉さんは(中2、不登校)は私とマスト洗い。どうしても水がバシャバシャかかってしまい、服が濡れてしまいます。途中で気分が悪くなり、日陰で休む秋吉さん。その後、みんなでセール洗い。児玉君が中心になってみんな一緒に協力しています(セールを1人で洗うのは大変なのです)。11時過ぎになってやっと道具洗いが終了。まさに宴の後、風の名残です。
お昼は天ざるうどん。大量の天ぷらにたっぷり1時間かかりましたが、主任の相原君(15歳、元無気力)と児玉君、少しばかりお芋の天ぷらを試食しながらの食事作りでした。
午後はたまりにたまったボード修理とセール修理。また新たに台風発生とのことで、風に備えて修理を急ぎます。この根気と力のいる仕事に午後いっぱいかかり、一休みして買い物へ。
夕食後、2階の生徒達は読書、私は明日のお弁当の用意をと思って台所に降りると、何やら中が賑やかです。中川君(18歳、元無気力)と晋平(次男・小6)が各々明日の自分のお弁当(サンドイッチ)を作っていて、相原君と児玉君も一緒に見ています。
「まぁ、明日はお弁当を作らなくてもいいのね!」と喜んでいると、明日の朝東京に帰る児玉君も、「俺もお弁当作ろうかな、お金かかんないし」と宣言し、台所はワイワイとまた活気づくのでした。
中川君は昨日も自分でサンドイッチを作り、「あ、これ自分で作りました」と2階に報告に来ていたし、この間の雨続きの時には、「この天気じゃ洗濯物乾かねえなぁ」と気をもみ、買い物に行っては、「今日、この肉3割引だったんですよ」と、なかなか生活感あふれる話し振り。この年頃の男の子の口からこんな言葉が自然に出てくるとは、微笑ましいやらおかしいやら。みんな随分変わりました。
|